テスト問題作成とアンケートについて
研修を実施したときには、可能な限り習熟度を確認するテストを実施しておきましょう。出題形式については、以下のものが主流です。研修内容、受講者等、状況に応じたテストにしてください。
○×式
【例】
『次の文章の内、正しいものには○を、間違ったもには×を書きなさい』
※勘で答える人が出やすいので、実力をはかるのには適していません
○者択一式(二者、三者、四者、五者・・・)
【例】
『次の問題文を読んで、正しい(間違い)と思うものを選択し、その番号を書きなさい』
※4択以上であれば、実力相応の結果になりやすいです
多肢選択式
【例】
『空欄ア〜オに当てはまる語句を、選択肢(1〜20)から選びなさい』
※選択に悩むような選択肢をうまく散りばめる必要があります
穴埋式
【例】
『次の文中の( )の部分に当てはまる語句を考え、文章を完成させなさい』
※正しくい知識がないと、正解を導きだしにくく、採点に少し工数もかかります
記述式
【例】
『○○が△△だと思われる理由を 50文字以内で記述しなさい』
※出題者、採点者に相応の能力が求められます
採点の工数も考慮しておきましょう
eラーニングのシステムを導入したり、利用されていれば採点の自動化は可能ですが、そうでない場合は採点をする工数もかかってきます。出題方法によっても採点の手間は違いますので、考慮しておきましょう。自己採点で申告してもらうのも、一つの方法です。
アンケートについて
テストを実施する際に、併せてアンケートを書いてもらうようにしましょう。自由記入欄を設けておくと、意識の高い人が意見をくれたりします。
また、理解度や役立ち度などをアンケートでとる場合、「5択」、「3択」にすると、回答が真ん中(5段階の3、3段階の2)に集中しますので、はっきりと傾向をつかむためには 4択がいいでしょう。※下記参考例
- 4 とてもそう思う
- 3 どちらかというとそう思う
- 2 どちらかというとそう思わない
- 1 まったくそう思わない