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研修資料に受講者の意見を反映させる

受講者の意見を聞きましょう

受講する従業員の立場はさまざまで、能力にもそれぞれ差があります。講師側が自信をもって作成した研修資料でも、受講者にとってはわかりにくかったり、もっと違う切り口のものを求めたり、いろんな要望や意見が出てきます。自分たちの現状の仕事と照らし合わせてみると、かい離している内容がある可能性もあります。実業務の役に立たない研修では意味がありませんので、改善すべきところは、おおいに手を入れていきましょう。

私がメーカーに在籍中、情報セキュリティの研修をeラーニングで実施した際、モノづくりをメインの業務とする、開発設計の技術者の人から貴重な意見をもらいました。その人が日ごろから気になっていたことを連絡してくれたのですが、実際の業務に携わり、かつ情報セキュリティに関して高い意識をもっていないと気づきにくいことでした。実情をくわしくヒアリングしたところ、営業・事務系とは研修内容を分けるべきだと判断しました。

そのおかげで、研修内容をより特化させることができて、技術者の情報セキュリティに対する理解も深められました。各部門ごとに仕事のやり方は多様です。現場のことはそこにいる人が一番よく知っています。仕事にいかせる資料づくりや研修を目指していきましょう。

研修実施の際にはアンケートを書いてもらいましょう

日常、従業員の方から意見を聞く機会は、なかなかありません。やはり研修を実施する際にアンケートを書いてもらいましょう。運営側が必要とする項目は、できるだけシンプルして回答しやすくしておきましょう(例えば選択式等)。意見を書いてもらう欄は自由記入にし、書きたい人だけに書いてもらうようにしましょう。強制しても、有用な意見はでてきません。

意見や要望に目を通したり、耳を傾けていることをアピール

アンケートを集めるだけ集めて、受講者に何も伝えなければだんだんと意見を書いてくれなくなります。必ず担当部門みんなで全アンケートに目を通すようにしましょう。その際、回答が必要なものにはチェックを入れておきます。

 
  • ・対応可能なもの     対応予定時期を含め、対応可能な旨、回答しましょう
  • ・対応できないもの   できない理由、やらない理由を明確にして回答しましょう
  • ・検討を要するもの   すぐに判断できないものも、時間を要する旨、一旦回答しましょう

※書いてもらった意見や要望に対し、リアクションを起こすとはとても大事なことです

意見の反映を公表しましょう

ex.「○○さんより、こういう貴重な意見を頂いたので、今回の研修に取り入れました」

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