できることから、まず着手
人材育成の重要性を十分認識していても、なかなか実行に移せないこともあります。当然、中長期的観点で、どうやっていくかをしっかりと考える必要はありますが、身近なところから、やり始めるのも一つの方法です。とりあえず始めてみて、間違っていると思えば修正をしていけばいいのです。
人材育成に「正解」はありません。チャレンジしてみて、初めてわかることもたくさんあります。まずは、できることから着手してみてください。
何から始めましょうか?
このWebページの中には、単独ですぐに着手できることもいろいろ記載しています。関心度の高いものから始めれば、実行もしやすいと思います。自社の状況に合わせ、優先順位をつけた導入のやり方もあるでしょう。それらとあわせて、下記の3つにも着手されることをおすすめします。
会社案内
従業員全員のチカラを結集させるには、会社が向かっている方向を正しく理解しておく必要があります。経営理念、企業理念、社是、社訓、ビジョン、指針、憲章等を定めているところも多いと思います。ただ、これらが従業員に浸透しているかというと課題も多くあります。会社の全体像を知り、企業としての存在意義を理解すれば、行動にも変化が表れてきます。
そのためのツールとして、「会社案内」は非常に有効です。すでに利用できるものがあれば、それを従業員に伝えていくことを始めましょう。まだ作っていないのなら、作成に着手しましょう。
商品・サービス おすすめポイント
自社の商品・サービスは何か、またその特長やおすすめするポイントは何かを説明できる人はどれくらいの割合でいるのでしょうか。商品・サービスは売上を上げるために欠かせないものです。この重要なモノについては、従業員は全員が理解しておくべきです。そうすれば、全社をあげて販売へ注力していきやすくなります。
社内用語辞典
社内コミュニケーションの円滑化、業務のムダ排除等「社内用語辞典」作成のメリットがあちらこちらで生まれてくる可能性があります。ことばの共通認識ができていないために、パワーが分散している可能性もあります。「共通語」でコミュニケーションをとることは、とても大切なことです。