ITツールの活用のすすめ
インターネットの普及により誰もがパソコンを使う時代になっていますが、ビジネスでの活用という点では、意外と初歩的なつまづきや勘違いで十分に使えていない事実があります。ほんのちょっとしたサポートやコツを教えてあげるだけで、効率が何倍にもアップできるのが ITです。
会社や職場で、お互いに知っていることを伝え合うだけでも、たくさんの活用のヒントを得られるはずです。難しい話は抜きにして、「パソコン便利技」の共有を進めていきましょう。
ホントにあった話
『Excel』は”電子集計用紙 ”
ある人がExcelを使って売上の集計作業をしていました。ところがパソコンの横に電卓がおいてあります。その人は画面の数字を電卓で計算し、出てきた答えを『Excel』のセルに入力していきました。※『Excel』が自動で計算することを知った彼は感動していました。

『Excel』に”計算命令 ”
別のある人はExcelに”計算”をさせていました。月毎の実績から年計を出す計算です。何気なしにセルをクリックすると=D4+E4+F4+G4+H4・・・・・、長い足し算の数式が並んでいました。オートSUM(煤jを使えば一発で済みます。彼にとっては”目から鱗”のことでした。
「自分のパソコンには入ってない」
あるシステムの利用率が低い人に、その理由を聞いてみると意外な回答でした。「自分のパソコンにはそのシステムが入っていないから、使いたくても使えない」そういう旨の内 容でした。しかし、そのシステムは社内サーバーにアクセスして利用するしくみで、パソコンには何もインストールしていません。
彼が「ない」と言っていたのは、ショートカットのアイコンだったのです。すぐに、ショートカットをつくり、”インストール ”を完了させました。
どうしていけばいいのでしょう?
上記3つは実話です。3人ともパソコン使用歴は人並み以上にあります。その彼らが「そんな馬鹿な」と思えるようなことをしていたのです。私もそうですが、パソコン操作を我流で覚えている人が多いので、注意が必要です。
すぐにできることとして、職場にいるパソコンの得意な人に、初歩的なことを教えてもらう機会を作ってみてください。この項の冒頭に書いたように、自分が便利だと思っているやり方や裏技的な手法を互い紹介しあうだけでも業務改善につながることも多くあります。
『表計算ソフト』として使うだけでも劇的変化が起きる可能性が・・・