意識の ”ズレ ”が見えてくる『意識濃度シート』
コミュニケーションを考える際に一番重要なのは、伝える側と受け取る側の思いにギャップ(かい離)があることを認識することです。特に伝える側は、勝手に自分の都合に良いように期待をしがちです。このミスマッチ(双方の期待の不整合)をできる限り小さくするためのツールが意識濃度シートです。人は「関心」があって、 「身近」なモノに一番反応しやすいのです。この「関心」と「身近さ」をシート上にマーキング(しるしを付ける)し、お互いの認識のズレを修正していきましょう。
意識濃度シート
下記の図が『意識濃度シート』です。たて軸に【関心度】、よこ軸に【身近度】を設定しています。
それぞれ 16段階で表記していて、全部で256(16×16)のマス目があります。それぞれのマス目には濃度の違うグレー色が塗られています。
たとえば、ある人の【関心度】が最高(高い)の16、【身近度】も最高(近い)の16であれば、その人の意識の濃さは、図の左上にあるマス目(黒=256)に相当します。
【関心度】6、【身近度】12なら意識濃度は72(6×12)となります。【関心度】の数値と【身近度】の数値を掛け合わせます。
【関心度】も【身近度】も低ければ、意識濃度は限りなく白に近づいていきます。
