「得意応用」
「得意応用」とは?
人間には得手不得手はつきものです。また、複雑多面体でもあります。ある一定方向からだけ見ていると、欠点ばかりが目立ってしまいますが、少し違う角度からみたり、まったく別の場所にフォーカスしてみれば、新たな能力を発見できたりします。
人は好きなことや得意なことになると、信じられないようなパワーを発揮することがよくあります。自分の趣味の話となると、目を輝かせて説明をしてくれる人もいます。何かに集中して打ち込んできた人は、その分野のことについて一本のしっかりとしたポリシーを確立しているケースが少なくありません。
得意なこと、好きなことをベースにして仕事を進められると、より良い結果が生まれる可能性が高くなります。”得意”分野のことをうまく ”応用 ”して仕事の成果を高めようという発想が「得意応用」(とくいおうよう)です。※四字熟語ではありません(造語です)
得意発見法
従業員みんなのチカラを、みんなで発見するために、いろんなアプローチで探ってみましょう。
質問で発見
◆長年、時間と情熱を注いできたことを質問してみましょう
そのことに関しては誰よりも熟練して詳しい可能性が高い
◆学生時代の得意科目を質問してみましょう
国語が得意だった人は文章力が優れているし、図画工作の得意だった人はデザインセンスや表現力に優れている
実技で発見
◆イラストやマンガを描いてもらいましょう
絵心がある人かどうか判断がつきやすい
◆字を書いてもらいましょう
達筆が否かすぐにわかる
社内公募で発見
こんな能力の人を公募してみましょう
- ・慶弔名人
- ・段取り名人
- ・整理名人
- ・宴会名人
- ・やる気のある人
- ・ファッションセンスのある人
- ・デザインセンスセンスのある人
- ・コミュニケーションが得意な人(文章、手紙、メール、毛筆、会話、プレゼン等々)