人材育成内製化のデメリット
人材育成内製化による「メリット」をたくさん列記しましたが、当然「デメリット」もあります。これらの壁を乗り越えなければ、内製化実現は果たせませんので、がんばりましょう。
総論賛成・各論反対
人材育成内製化を推進するにあたり、趣旨を説明すれば、おそらく反対意見は少ないと思われます。やること自体には、賛同してもらえるでしょうが、具体的な協力要請をしたときには、拒否反応がでてくる可能性があります。いわゆる、『総論賛成・各論反対』という状況が起きるかもしれません。
万一、そういう場面に遭遇されたとしても、人材育成内製化実現のメリットは大きいのですから、粘り強く協力を要請してください。まずは実際に内製化をやってみて、見てもらうことも重要です。たとえば、手をつけやすいテーマの研修を企画し、開催してみるのです。論より証拠で、メリットを感じてもらえるように工夫してみましょう。

最初は時間がかかる
0からスタートする初動時には、当然大きなパワーが必要になります。準備するものも多いですし、最初は試行錯誤を繰り返しながら進まざるを得ません。歩みは遅くとも、必ず前進していますから、めげずにがんばりましょう。
継続には工数がかかる
ある意味、やり始めるよりも継続することの方が難しくなる可能性があります。作成した研修資 料も時が経てば内容が陳腐化していきます。そうさせないよう、随時改定する必要があります。
コンテンツ(研修資料の内容など)の質と量不足が懸念される
- コンテンツ量が少ない
- 一般的なコンテンツが多い
- 品質が高くない