人材育成は積み重ね 『ミルフィーユ法』
人は一度や二度の研修や勉強会では、なかなか自分のものにはできません。何度も何度も繰り返し学んだり、実践したりすることで会得できるのです。学ぶ方法はたくさんあります。ちょうど洋菓子のミルフィーユのように、学習を積み重ねていくといいでしょう。ミルフィーユはフランス語で1,000枚の葉(millefeuille)という意味です。毎日休みなく積み重ねても、約3年かかります。人材育成の一区切りの期間としての目安にもなります。
ベースは職場
人材育成や能力開発の機会は、日々の仕事の中に存在しています。日常業務を通じて教えることは多いですし、実践の中で学ぶことで習得も早くできます。知識を得たり、技術を磨いたりするベースは職場に置いておき、集合研修や外部セミナー、展示会視察など普段体験しにくいことは人材育成プログラムの中へ反映させるようにしましょう。
厚薄を積み重ねていく
人材育成に「これだけをやっておけば良い」というものはありません。いろんな知識や経験、技術、ノウハウといったものを組み合わせて、目の前の課題をこなしていきます。じっくり時間をかけなければ会得できないこともあれば、知識を得ればすぐに業務に使えることもあります。一枚一枚確実に積み重ねていくことで能力も高まっていきます。
