1Sからスタート
5Sとは?
業務改善の世界で、よく「5S」ということばが使われています。下記に列記した、さ行で始まる5つのキーワードの頭文字から、その呼び名がついています。5つのそれぞれの意味はもう少し深く解説されていることも多いですが、ここでは一般的な解釈をあげています。
この5Sがうまく機能している組織は、業務のムダも少なく、質の高い仕事ができていることでしょう。それほど重要で有益な取り組みですが、なかなか実践になると難しい面もあります。また、長く継続させてこそ価値がありますので、まずはやるべきところからスタートさせてみてはどうでしょうか。
整理(せいり SEIRI)
・不要なものを捨てる
整頓(せいとん SEITON)
・すぐに取り出せるよう整える
清掃(せいそう SEISOU)
・きれいに掃除をする
清潔(せいけつ SEIKETSU)
・きれいで衛生的に保つ
躾(しつけ SHITSUKE)
・上記 4点を礼儀作法として身につける
まずは 1Sからスタートしましょう
5Sの中で一番重要なのが、「整理」です。仕事をしていれば、職場にはどんどん書類や情報、モノなどが集まってきます。何もせずにそのまま放っておくと、必要なものを取り出そうとするときに時間を大きく浪費してしまいます。まずは ”捨てること”(整理)から始めていきましょう。
”入れ物 ”を制限してみる
収納スペースに余裕があると、ムダなものでも取り込んでおこうとするのが人の心理です。机の引き出しやキャビネットスペース、ロッカーなど個人使用の ”入れ物 ”を削減してみるのも、一つの方法です。個人管理を減らし、共有化をすすめていきましょう。
パソコンの中身も 1Sを
想像以上にムダなものが入っているのが、パソコンのハードディスクの中です。メールの添付を保存したり、修正版のファイルをすべて保存したり、引き継ぎデータをそのまま貯め続けたりと、万単位のファイルが存在している可能性大です。スリム化に取り組みましょう。
職場の随所にある ”あかずの○○ ”は不要品温床の場になりがちです ご注意を