講師の準備 何をすればいいか?
研修計画の確認をしましょう
出題の難易度によって、受講者の得点は異なってきます。出題者側が平均点を予測し、うまく誘導する問題を作成できるようになれば、プロレベルです。このレベルをめざしましょう。
研修講師を担当される場合、事前に研修計画をよく確認しておきましょう。ここで大事なのは、研修の全体像をまず把握することです。研修を実施するにあたり、抜けはないか、無理はないかななど、運営面に関してチェックをしておきましょう。直前になってから問題が発覚すると、対応に過剰な労力が必要になります。早めの確認を必ず実施しておきましょう。
次に研修の目的をしっかり確認しておきます。もしこの項目が抜けていたり、不明瞭な場合は、担当部門・担当者に問い合わせをしましょう。目的が希薄な研修では、成果を期待できません。
受講者のことをよく知りましょう
ここが人材育成の最重要ポイントで、受講者の学ぶ意欲は講師にかかっています。
研修受講者のプロフィール確認
受講者の社歴、経験職種、担当業務等を詳細に見ておきましょう
受講者のレベルを確認する
経歴等から、受講者の知識レベルなどを確認し、説明方法などに反映させましょう
研修のポイントを確認する
研修の目的、受講者のプロフィールから、研修のポイントをどこにおくかを決める
受講者に関心を持ってもらう演出を考える
研修にメリハリをつけるためにも、要所要所でインパクトのある演出を考え、実行する
研修の進め方をシミュレーションする
研修当日の流れを何度もシミュレーションしておく
想定質問を洗い出す
受講者が質問しそうな内容を抽出しておき、わかりやすい回答を準備しておく
自分のことばで語る練習を積む
受講者に配っている研修テキストの内容を、そのまま読み上げるだけでは何も伝わりません。下記を参考に「自分のことば」で研修ができるまで、練習をしましょう。人が作成したテキストや資料などを利用する場合は、特に注意が必要です。
第一段階 ⇒ 台本すら満足に読めない
第二段階 ⇒ 台本棒読み
第三段階 ⇒ 台本があれば読める
第四段階 ⇒ 空で台詞が言える
第五段階 ⇒ 感情を込めて自分の言葉で語れる
※あとはネタ繰り(研修の練習)を何度も繰り返しましょう

研修資料に時間配分やポイントを朱書きし、自分用の ”台本 ”を用意しましょう