人材育成方針制定のポイント
「人材育成方針」について大上段に構えてしまと、話が広がりすぎて収拾がつかなくなる恐れもあります。人に関することは多岐にわたり、複雑に関連してきますので、押さえるべきポイントをしっかり把握して取り組むようにしましょう。下記の各検討項目を参考にしていただき、自社にあった方針をつくってください。
人材育成に関しての「会社の本気度」を示す
- ・全社方針に具体的なかたちで盛り込む
- ・経営トップ自ら推進役になる・人材育成を最重要課題とする
人材育成の目的を明確にする
- ・商品・サービスの品質向上を目的とする
- ・従業員個々の能力とやる気を高める
個人の能力を高める方法を考える
- ・「人にしかできないこと」を突きつめる
- ・従業員に役立つ内容にする
- ・従業員の市場価値を高める
- ・視野の広い人材を育成する
- ・自ら学ぶ姿勢を求める
個人の能力がいきる組織づくりを考える
人事考課制度との連動を考える
・従業員の能力を向上させた人を評価するしくみ
・従業員個々の能力向上と業績向上を連動させる工夫を取り入れる
・教育履歴は全社へフルオープンにする
人材育成の継続化を考える
・継続しない、できない研修・教育はスタートさせない
・いつでも誰でもが、学びやすい環境をつくる
・簡単なものを繰り返しやり続ける(学習における”素振り”)
・短時間でできる研修コンテンツ(3分ラーニング)
・自習ができる
・他部門の勉強もできる → 異動前の事前学習にも活用可能
・短時間多頻度(自己学習+集合研修) → ミルフィーユ法
・やらされ感の少ない方法で実施する