社内コミュニケーションポリシー
「社長が昼間、事務所にやってきたとき、あいさつは何て言えばいいのか」
「役職定年になったA部長(元)をこれから何て呼べばいいんだろう」
こんな小さな悩みが意外とあったりします。従業員がムダな神経を使わずにすむよう、ルールを決めておけばすっきりするでしょう。
従業員の呼び方
今後、雇用形態や雇用環境が変化しそうな状況では、役職名で呼ばずに、「さん」付けで呼び合うことが望ましいでしょう。元上司が部下になったりする逆転現象が起きる可能性も十分ありえますので、社長から新入社員まで全員が「○○さん」になれば、シンプルでわかりやすいです。対外的には役職名を使うことも必要でしょう。
呼び方で悩むのはこんな場合(参考)
- ◆年下だけど、社歴上では先輩にあたる人は何と呼べばいい?
- ◆親しみを込めてニックネームで呼んではいけないの?
- ◆部長付の人を何て呼んだらいいの?
- ◆担当課長、担当部長の人は何と呼んだらいいの?
- ◆○○取締役の呼び方は?
- ◆課長代理、課長心得の人は何て呼ぶ?
あいさつのことば
朝「おはようございます」
昼「こんにちは」
退社時「お先に失礼します」
帰社出迎え・退社見送り時「おつかれさまです」
*「ご苦労さま」は目上の人が目下の人に使うことばなので、誤用しないよう禁止がベター
ことば使い
敬語に統一するのがわかりやすいですが、個性が薄れてしまう人が出てきそうです。職場の状況を見ながら判断するのがいいでしょう。
中元・歳暮、年賀状等
社内で中元・歳暮をしているケースは少ないでしょうが、慣行や暗黙の了解のもと、やり取りされている可能性もあります。新人だと判断に困る場合が出てきますので、何らかのガイドラインはあった方がいいでしょう。例えば、現在の上司への中元・歳暮の類いを一切禁止にするのも一つの方法です。
また、年賀状に関しては個人情報保護法施行以後、従業員の住所録を非公開にしているケースもありますので、こちらも基準を示してあげる必要があります。
