失敗しやすい人材育成研修
人材育成研修を成功させるためには、まず ”やってはいけない ”失敗事例を見ておくといいでしょう。どんなやり方がまずいのか、事前に知っておけば役立ちます。
動機づけの問題
- 目的が不明瞭
- やらされ感が強い
何のために研修をやるのか、よくわからないと義務感だけになり、何も身につきません
内容の問題
- 難しすぎる
- 量が多すぎる
- 内容がおもしろくない
- 内容がわかりにくい
- 業務に関係ない
- 自分に関係ない
- 学びたい内容でない
方法の問題
- 受講期間が短い
- 継続化されていない
数だけをおいかけてもダメ
従業員の能力アップを図るため、とにかく研修や自己学習の機会を増やしていけば目的を達成することは可能でしょうか?質を求めるには、まず量をこなすことは大事なことですが、何も考えずにただ「やっているだけ」では成長は望めません。受講者である従業員が「成長したい」と思っているかどうかが、大きなポイントになるのです。
私たちは毎日、おはしを使って食事をしますが、日本人みんなが上手なはし使いが出来ているかというと、決してそんなことはありません。字を書く行為も同じでしょう。最近ではパソコンで文書を作成する機会が多いですが、書くという行為は小さい頃から何十年も繰り返しています。ところが、字の上手い下手の差は、結構でているものです。
毎日繰り返しやっていることでも、「上手くなりたい」気持ちをもっていないと、いくら回数を重ねても上手にはできません。特にやらされ感や義務感の強い研修は、身につきにくいものです。

