パソコンスキル確認法
まだまだ活用不十分な ITツール
多くの企業で業務にパソコンを使用していると思いますが、従業員個々をみていくと、まだまだ活用の余地は十二分にあるでしょう。会社に導入されている業務システムやメールの操作はできていても、それ以上の使い方ができている人はそう多くありません。体系立ったパソコンの学習をしている人は少なく、我流で覚えてきた人が多いでしょう。
もしそうであれば、パソコン研修やちょっとしたやアドバイスで業務が改善したり、生産性の向上が見込める可能性は高いです。まず、現状のスキルを確認し、どんな研修や学習方法が適しているか検証してみましょう。
「Excel使えます」はあてにならない
働く人で、表計算ソフトの『Excel』を使える人は多いです。ただし、本人の「Excel使えます」という自己申告をそのまま聞いていてはいけません。人によって「使える」レベルに大きな差があります。メールで送られてきたExcelのファイルを開いて見たり、人の作ったExcelを少し加工できるレベルから、関数を使いこなし、マクロを自在に組めるレベルまで、さまざまなのです。
具体的操作で確認しましょう
スキルを確認するには、パソコンを実際に操作してもらうのが一番確実でわかりやすい方法です。
『EXCEL』操作で確認する方法
- 1. 「月別売上推移表」のような例題を紙で渡し、同じものを作成してもらいましょう
- 2. 操作方法を観察しましょう ※やり方の確認、時間計測、ショートカット活用等
- 3. 質問をしましょう 作成方法について、専門知識(関数、マクロ、CSV等の意味)
検索エンジン操作で確認する方法
- 1. 検索してもらう事項を渡しましょう
- 2. 検索をしてもらいましょう(google、yahoo等で)
- 3. 検索キーワード、検索方法を確認の上、質問しましょう
メール操作で確認する方法
- 1. メール発信の例題を準備します ※社内発信、TO、CC、BCCありの設定
- 2. 例題に従い、メール文作成し発信してもらいます
- 3. 文面、TO、CC、BCCの使い分け等について質問しましょう
上記、3つの操作を見ればどれくらいパソコンのスキルを持っているかがわかります。
スキル確認時には、ショートカットなど実務に使えるコツを教えてあげましょう