『社内呼称制度』・『社内資格制度』
『社内呼称制度』・『社内資格制度』の概要
従業員のみなさんが持っている技能やスキル、経験といったものは、目には見えにくいですが日々の仕事の中で大きくいかされています。せっかく素晴らしい能力を持っているのですから、それをもっとわかりやすいカタチで表現すれば、モチベーションも高まりやすくなります。
この項では、『社内呼称制度』、『社内資格制度』の二つを使い、やる気を出してもらう工夫を考えていきます。呼称というのは、下記に列記しているように、”その道”を極めた人を称賛するような名称です。それぞれの企業や従事している仕事にふさわしい呼称を決めるとともに、基準を明確にして、称号を授与しましょう。
『社内資格制度』は公的な資格制度ではなく、日常業務を遂行するために必要とされる能力やスキルに基準を設け、クリアすべき目標とします。「○○三級」というようにレベルがわかるようにしてもいいでしょう。人事制度とも連携させ、いつまでにどこまで到達すべきかを明確にしていけば、従業員の成長を促進させることができるでしょう。
呼称案
マイスター、名人、匠、名工、工匠、巧匠、博才、プロ、プロフェッショナル、玄人、名伯楽、マエストロ、達人、熟練者、練達者、巧者、達者、老功、巧手、功者、手利き、腕利き、目利き、器用、上手、機敏、経験豊富等々
活用案
社内呼称が決まれば、それを活用する方法を考えていきましょう。名刺に記載して対外的にPRしてもいいでしょう。特にお客さまと直接接する従業員にとっては、積極的に展開しましょう。

例えば、上記事例の直司太郎(なおしたろう)さんはアフターサービスのプロです。お客さまからすれば、直司さんがどれくらいの技術力を持っているかはわかりません。そこで名刺に過去の修理件数を印刷して、実績で信頼感を得ようというものです。人からも認識できて、当人の自尊心を高めるとともに、やる気がみなぎってくるような活用方法を考え、実践していきましょう。
新たな仕事のやり方を考案した人の名前を冠にするのも方法です
○○(名前)法