『社内ベーシック』
全従業員共通の ”基礎知識 ”
企業にとって、自社の商品・サービスが利益の源泉です。いくら管理面のシステムが確立されていても、商品・サービスがお客さまに受け入れられなければ、何の意味もありません。
『社内ベーシック』の受講は、従業員のベクトル(力と方向)を合わせることが目的です。同じ方向に向かって、力を合わせるためには、会社の全体像が見えていなければなりません。「会社案内」に記載される情報に社内情報を付加し、わかりやすくしたものが、『社内ベーシック』のイメージです。
『社内ベーシック』の内容
『社内ベーシック』に記載する内容例は下記のとおりです。業界の状況、会社経営の全体の流れ等が理解できる内容とします。
『社内ベーシック』の発行について
『社内ベーシック』は業績数値等、変更点を改定したものを年1回以上リリース(発行)します。発行時期は決算タイミングに合わせ、固定化します。また、発行形態はデジタル、商業印刷、冊子作成(社内)等々、状況により柔軟に対応しましょう。
『社内ベーシック』の活用について
- ・新規採用の従業員は必ず受講
- ・全従業員が毎年1回、更新受講
- ・従業員なら誰でも講師ができるようにする
- ・常時、最新版が閲覧できる状態にしておく
- ・毎年 1回以上、理解度確認を目的に検定を実施
※”受講”は『社内ベーシック』の内容閲覧が中心。講師は、受講者に説明ができるようにします。コンテンツ(内容)は、社外PRにも活用しましょう。
記載内容例
- ・会社概要
- ・創業時期
- ・会社設立時期
- ・資本金
- ・役員
- ・従業員数
- ・売上高(分野別売上高)
- ・組織
- ・拠点
- ・会社名
- ・所在地
- ・設立
- ・代表者代(表取締役社長)
- ・従業員数
- ・平均年齢
- ・事業内容
- ・取引銀行
- ・関連会社
- ・社是
- ・社訓
- ・経営理念
- ・事業方針
- ・ビジョン
- ・事業ドメイン
- ・会社沿革 ※重要
- ・商品・サービス
- ・市場
- ・チャネル
- ・競合他社
- ・シェア
- ・社会活動
- ・環境活動
- ・所属団体 (工業会、協会、組合等)
- ・所管省庁
- ・社内規則 (就業規則、申請手続等)
- ・年度方針(振り返り)
- ・その他必要な項目