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『役割分担図にない仕事をカバーし合う人材』の育成を目指す

野球盤の教訓

 

『野球盤』という 50年を超える歴史をもつゲームがあります。私も小学生の頃に友達と夢中になって遊んでいました。操作するのは「投げる」ことと「打つ」ことだけでのシンプルなゲームです。グランドの守備位置には人形が置かれますが、彼らは一切守備位置を動くことはありません。自分の割り当てられた範囲だけを守ります。少し手を伸ばせば届きそう打球にも一切目をくれません。

野球盤の教訓

人形ですから当然動くことはないのですが、この様子を見ていると実社会の企業とダブって見えてきてしまいます。

 

内部統制の導入に伴い、「職務分掌」を作成している企業が増えましたが、仕事の分野や役割を明確にしたことのよるデメリットの方が目立っているような気がします。「この業務はうちの仕事だからがんばろう」という前向き発想でなく、自部門に負担がかからないようにするために、職務分掌の線引きを都合よく解釈しようとする風潮を感じるのです。

ほんの少し手を貸してあげれば、他部門の工数が削減されることがわかっていても、素知らぬ顔でダンマリをきめこむ人たちもいるのです。例えば、出張で遠方の営業所へ行くことがあるのなら、まわりに声をかけて、「ついで仕事」がないかどうかを聞いてあげればいいのです。もしあるのなら、依頼を受けてあげれば、会社としての効率は高まっていきます。

自分たちの仕事の領域を前後左右一歩ずつ広げれば、仕事の抜けを予防することにもつながるし、他部門との仕事のやりとりがスムーズに進んでいくはずです。お互いを気づかい、たすけ合うことを尊いとする人材が一人でも多く出てくるような企業をめざしましょう。

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