ことばに慣れましょう
「言っていることがわからない」恐怖感
新たに入社する従業員(新卒に限らず)にとって、会社というところは、知らない単語が飛び交う怖い場所だと感じる人も少なくありません。業界独自で使われていることばもあるでしょうし、社内でしか通用しない用語なども多数存在しています。新卒で入社する人は、ビジネスで使われることばにも慣れていないので、なおさら先輩や上司の話していることが理解できないケースが出てきます。営業部門ですと、取引先の社名なども加わり、慣れない間はおおいに混乱してしまいます。
単語を知っていると大きい
電車の中や街中で、外国の方同士が英語で会話をしていると、疎外感を感じたりします。横で聞いていても、何だか落ち着くことができません。しかし、彼らの会話の中に、自分が聞いたことのある単語が出てくれば、どこかホッとした気持ちになれるものです。聞きなれたことばというものは、脳もキャッチしやすいくなっているのではないでしょうか。
まず、業務でよく使われることばを集中的に聞いたり、見たりして、親近感を持つようにしていくと、そのことばが実務の中で出てきたときに、慌てずに対応できるようになります。聞いたことのないことばの連発ほど、神経をすり減らすことはありません。逆に知っていれば、何も恐れる必要はないのです。
”ことば慣れ ”の方法
ことばに慣れるためには、社内や業界内で使われていることばを洗い出す必要があります。用語を分類してみると、社内で作られた「社内用語」、主に業界で使われている「業界用語」、ビジネスの世界で一般的に使用されている「ビジネス用語」等があります。
これらの区分けがすでにされていればいいのですが、案外あいまいなままに使われているケースがあります。社内で作られた用語などは、お客さまにはまず通じないので、注意が必要です。次項では、「慣れるべきことば」をピックアップしていく方法を具体的に説明します。新しく入ってくる人たちだけでなく、今働いている皆さんにも役立つことですので、ぜひ積極的に取り組んでください。
- ※「用語集」的なものが、すでにあるのなら、それを活用しましょう
- ※取引先の固有名詞も頻出しますので、取引先一覧等で慣れるようにしましょう
- ※新卒採用等で入社まで時間があれば、毎日メールで用語を送信するのも方法です 一日一語
- ※ ”音(オン)”で聞くと、どんな字かイメージできないこともあります⇒ 耳慣れさせるために、ことばを録音して配布するのもいいでしょう(ipod等で聴く)