テストは択一式 高得点
研修や講座を受講した後は、習熟度を確認するためのテストを実施することが望ましいです。資料に目を通したり研修を聞いただけで、「理解した」つもりになってしまう人は少なくありません。どれだけ内容を吸収して自分なりに理解できているかを、自己確認しておかなければなりません。
また、テストにはもう一つ重要な役割があります。テスト結果で学習意欲を高めてもらおうという作戦です。テストの点数は誰でも高い方が気分はいいものです。赤点のような悪い成績だと、以後の研修に力が入らなくなってしまう可能性もあります。
テストをうまく活用して、学習理解度の確認をするとともに、やる気を持続させていく方法を考え、実践していくようにしましょう。
テストの出題形式と難易度
出題形式は○×式から論述タイプのものまで、さまざまありますが、従業員全員が受講するような場合は、下記のようにシンプルかつ平易な出題にしましょう。難問が多かったり、記述式が中心だと、研修の受講そのものに抵抗感が芽生えてしまいます。
問題文は短く
問題文は可能な限り短くシンプルにしましょう
出題形式は択一式で
4つ解答候補から正しい(間違いの)ものを一つ選ぶ、「四肢択一」が望ましいでしょう
問題数の適量は20問?
1問 5点の 20問出題にすると 100点になり、ボリューム、計算のしやすさで適しています
高得点を可能に
90点以上は難しいが 80点はなんとかなる、そんな難易度が望ましいです
テスト結果を公開しましょう
テスト結果は個人別と最低点を除き、公表するようにしましょう
受験者数
最高得点
最高得点者を含め高得点者は氏名を公表しましょう
平均点
みんなが気にする指標です
部門別平均点
平均点の高い部門から順番に並べましょう
※全社と部門の中で自分の位置づけがわかるようなデータをそろえましょう