『他者紹介』
他者紹介とは?
人は自己紹介の際、十分に自分のことを伝えられる人は多くありません。過小に伝えたり、誇張したりしてしまいがちです。ある人を第三者に紹介することを前提にすれば、観察眼が鍛えられ、傾聴する意識も芽生えてきます。あわせて自分自身のことを客観的に知るきっかけにもなります。
他者紹介の目的と効果
【個人の能力向上と人材活用】
- ・引き出す力の向上 ⇒ インタビュー力、ヒアリング能力アップ
- ・表現する力の向上 ⇒ プレゼンテーション能力アップ
- ・人に関心を持つようになる
- ・人を見る目が養われる
- ・人の長所を発見する能力が高まる
- ・当人が気づいていない長所を教えてあげられる
- ・被紹介者の『自分案内』のネタにしてもらう
他者紹介のしかた
- 1. 二人ひと組をつくる
- 2. 一人が紹介者(A)、もう一人が被紹介者(B)となる
- 3. まずBが Aに対し、自己紹介をする
- 4. 自己紹介をベースに Aは Bにインタビューをしながら、能力や魅力を確認していく
※Aは、Bが気づいていない長所や潜在能力を引き出すように質問等を投げかけていく - 5. ヒアリング内容を整理しながら、AはBの他者紹介を作成する(デジタル、アナログどちらでも)
- 6. 研修参加者全員の前で『他者紹介』を実施する
※Aは Bのエージェント(代理人)として、Bを会社に売り込む(適した職場、職種等) - 7. 参加者は紹介者 Aに対し、質問を投げかける
- 8. 参加者全員がが紹介者に対して寸評を与える
- 9. 紹介が一巡したら、今度は被紹介者が紹介者になる
※この際、新たな組み合わせにした方がベター