休眠資産をいかす
どんな会社や組織でも、所有している”資産”をフルに活用できているところは少ないでしょう。せっかくあるのに、使っていない、使えていない。ほんの少し知恵を使えば、利用価値があるのに使わずじまい。そんな風にならないためのヒントを紹介させていただきます。
休眠資産棚卸しのその前に
大事なポイント 【過去の投資の是非を蒸し返さない】
「なぜ、あれでけ投資したものを使っていない!?」こんな詮索が出始めたら、誰も積極的に取り組もうとしなくなります。経営者をはじめ、幹部のみなさんによく理解して欲しいことです。済んだことをほじくり返しても、何も生み出しません。発想を転換して、ほめるくらいでちょうどうどいいのです。もし、自信がないのなら、やめておいた方がいいでしょう。
*経営者、幹部は腹をくくりましょう
まずは何があるか探してみましょう
社内に眠っている資産をまずは洗い出します。生産設備(違う製品は作れないか、違う用途で使えないか)、OA機器、事務用品(行方不明→足りない→購入→過剰 クリップやボールペンの類は、山ほどでてくる可能性大)、ソフトウェア、パッケージソフト、開発ソフト、ノベルティ、パソコン、車両、倉庫、土地、建物、会員権、営業権等々
次に分類し、活用方法を考えましょう
【使えそうなモノ】
- 維持費大 ⇒ 早急に活用方法を考え出し、実行に移しましょう
- 維持費小 ⇒ 活用方法と実現化を検討しましょう
【使えなさそうなモノ】
- 維持費大 ⇒ 至急、処分方法を考えましょう
- 維持費小 ⇒ 有効な処分方法を検討してみましょう
使っていないものの中には、保守費用だけを払っているケースもありえます。電源を入れっ放しで、ムダな電気を浪費していることも考えられます。保管料、管理料などの名目で出費している可能性もあります。
使い途のなさそうなものでも、「最後のいかす化」を考えましょう。廃棄するにもお金がかかったりしますので、バザー用に提供、社員販売、オークション、無償提供(引き取りを条件に)など、コストがかからず、社会貢献できるような方法を見つけ出しましょう。