失敗しにくい人材育成研修
前項であげた失敗の原因を踏まえ、その対策を施した研修を実施していけば、失敗する可能性は低くなっていきます。知恵をしぼって対応策を考えましょう。
「失敗の反対」(動機づけの問題)を実施する
目的が不明瞭
⇒ 研修は目的を明確にしましょう
※「従業員のためになっているか」という検証が重要です
やらされ感が強い
⇒ やらされ感をなくしましょう
※動機づけは非常に重要です
人は理論的に正しいことを言われても、なかなか納得できるものではありません
「説得」するのではなく、「納得」のできる目的を設定しましょう
「失敗の反対」(内容の問題)を実施する
内容がおもしろくない
⇒ 内容をおもしろくする工夫をしましょう
内容がわかりにくい
⇒ 内容をわかりやすくしましょう
業務に関係ない
⇒ 業務に関連づけた研修内容も取り入れましょう
自分に関係ない
⇒ 従業員個々に身近に感じてもらう工夫をしましょう
学びたい内容でない
⇒ 学びたい内容を充実していきましょう
「失敗の反対」(方法の問題)を実施する
受講期間が短い
⇒ いつでも受講できるよう工夫しましょう
※研修資料の整備(データ、紙)や eラーニングの活用も視野に入れましょう
難しすぎる
⇒ かんたんにしましょう
※とっつきにくいと、最初でイヤになってしまいます
量が多すぎる
⇒ 量は少な目にしましょう
※量が多いものは ”小分け ”して、ボリュームを小さくしましょう
万全な対策はありませんので、小さな失敗で成功確率を高めていきましょう