『社内表記ルール』とは?
『社内表記ルール』とは?
社内には大量の文書やデータがあるでしょうが、そこで使われていることばや表現は恐らく統一されていないと思います。文書を作成する人もまちまちですし、どういう用語や表現を使うかも決まっていないところも多いでしょう。ことばの不統一は組織の力を削ぐ原因にもなってしまいます。社内の基準を決めて統一していけば、業務改善にもつながり、組織のベクトルも合ってきます。
ルールがないと、どうなっているのでしょうか?
- 例1 「組立」「組立て」「組み立て」送り仮名をどう付けるか
- 例2 「サーバ」「サーバー」長音、短音
- 例3 「シュミュレーション」「シミュレーション」誤用
- 例4 「漏洩」「漏えい」常用漢字か否か
- 例5 「066-1234-5678」「066(1234)5678」「06612345678」-、( )、なし
- 例6 「ABC」「ABC」全角、半角
- 例7 「カタカナ」「カタカナ」半角、全角
- 例8 「お客さま」「顧客」「カスタマー」呼称の違い
- 例9 「子供」「子ども」漢字、ひらがな
- 例10 「5丁目6番13号」「5丁目 6番 13号」「五丁目六番十三号」「5-6-13」全角、半角、漢数字
ルールが決まっていないと、文書をつくる人、入力をする人の知識や判断に依存することになります。例5の電話番号などは、お客さまの IDとして利用されているケースもあるでしょうから、自由に入力が出来てしまうと、同じ人や法人が複数の IDを持ってしまうことにもなります。
また、ここでは固有名詞の事例はあげていませんが、商品名や部品の名称、呼称など複数の呼び方が使われているケースも少なくありません。表記の不統一は気づきにくいところで、思わぬ悪影響を与えている危険性もあります。できるところから、一つずつ統一化を図っていきましょう。