研修資料の鮮度維持方法
陳腐化の脅威
時間と労力をかけて作成した研修資料も、時間とともに陳腐化していく運命にあります。せっかく利用してくれた資料も、内容が古くて役に立たなければ2度と使われなくなってしまいます。そうさせないためには、内容の鮮度を保っていくことが重要になります。
陳腐化の要因
資料の陳腐化を防ぐためには、古くなってしまう要因を把握しておく必要があります。主なものを以下に列記しました。自社で想定されることを含め対応策を考えておきましょう。
法令改正・廃止
法律、命令、条例(地方自治体)、規則等の改正・廃止は必ず反映させましょう
制度改正・廃止
公の制度改正や業界内でのしくみ変更等、反映すべきポイントは押さえておきましょう
引用データ情報更新不足
統計データやアンケート調査など更新情報があるのに、古い年度のままのパターンあり
更新意識の低さ
資料が完成すれば、それで完了という意識が強く、更新の必要性を認識していない
鮮度維持の知恵
研修資料の企画段階から、情報の更新が必要なものをピックアップしておきます。更新の必要性がありそうなコンテンツは以下のものなどです。
◆法律改正・廃止 内閣法制局のサイトで確認
◆条例改正・廃止 各地方自治体に確認
◆通達、条例、規則 各省庁等のサイト確認
◆統計データ 総務省統計局サイト確認
【ポイント】
・定時改定タイミングを設定する 1回 /年
・見直しのタイミングを決めておく
・賞味期限(掲載データ有効期間) を設定する
・消費期限(法令改正・廃止まで)を設定する
・経年により変化していくモノを押さえておく
・資料更新後、更新情報を発信する
※下記のようなシールを資料に貼付しましょう
